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Date : 2002,November |
Sort : Course design work |
Title : Inside-outside |
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世田谷パブリックシアターのリデザインプロジェクト。 敷地は商店街、二つの駅、その駅をつなぐ地下道、主要な道路、そして高い建物に囲まれている。もともと人通りの多い場所なので、劇場へのアクセスのしやすさもポイントだが、劇場として機能していない時の敷地の使用法にも重点をおいた。
この敷地の周りには高い建物があるが、少し離れると低い建物ばかりになる。劇場は基本的に大きな建物なのだが、この地域に圧迫感を与えないように、この劇場はできるだけ低く、余分な部分をへらしている。入り口は向かい側の駅に近い場所に一つ、地下通路に一つ、そして地上から階段を降りてアクセスする入り口と、計三つある。
この新しい劇場には二種類のホワイエが存在する。一つはホールに直接つながる中のホワイエ、もう一つは一度外に出たところにあるガラスで囲われた外のホワイエ。どちらでもお客は幕間を思い思い楽しめる。普段は、劇場のお客ではなく一般の通行人たちに敷地内にあるカフェと花屋は解放され、外ホワイエにも入ることが出来る。この場合、外ホワイエだった部分は、一般の人たちにとっては内スペースとなり、その周り部が外スペースとなる。
つまり、時によって建物の一部が内側であったり、外側であったりと、時間、用途にそって機能が変わる。
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