日本のとある大都市の交差点の上にある複合施設。ここは常に混雑し非常にストレスフルな場所である。気分転換に人は自然の多いところに行く。自然界にはフラットな地面がなく、そこを歩くことで私たちの感覚は刺激を得ている。しかし普段の生活の中ではできるだけフラットにならされた地面の上で生活しているので、この施設の中では床に上下差をつけ、自然を思い返すような、普段と違う、気分転換のできるような建物となるようにしている。また、感覚刺激を与える意味で、中にある一つ一つのスペースは、五感に関係した内容となっている。加えて、光の人体に与える影響の重要性にも注目し、昼間は光をできるだけ建物内に取り入れ、夜は逆に建物内から光を放出するようになっている。
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